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スポーツは競技だけじゃない――暮らしとつながる“日常のスポーツ”の価値

「スポーツ」と聞くと、陸上やサッカー、野球のような競技を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、スポーツを地域づくりの視点で考えるとき、その理解はもっと広くなります。

たとえば、ジョギングや散歩、ラジオ体操といった軽い運動から、仲間とのウォーキング、日常生活の中での身体活動まで、体を動かす行為全般がスポーツとして捉えられる自治体の計画や国の政策があります。
このように考えることで、スポーツは競技だけに留まらず、暮らしそのものと深くつながるものとして見えてきます。


■ 競技だけでなく“日常の身体活動”を含む捉え方

たとえば、さいたま市が策定する「スポーツ振興まちづくり計画」では、スポーツの範囲を以下のように広く定義しています。

競技スポーツやレクリエーション、健康維持のための軽い運動、さらには通勤・買い物など日常の活動までを含む、さまざまな身体活動をスポーツとする。

この定義は、スポーツを「特別な機会だけの活動」から、「暮らしの中で自然に生まれる身体活動」にまで広げて捉えています。
つまり、スポーツは特定の場所や時間に限定されるものではなく、日々の生活の中で起こっているものとも言えるのです。


■ なぜこの「日常スポーツ」視点が大切か

スポーツをこのように広く捉えることには、いくつかの意義があります。

1.誰もが関われる入口が増える
体力や経験に関係なく、暮らしの中で体を動かす機会は誰にでもあります。
2.継続しやすい
日常行為として身体活動を位置づけることで、競技中心の活動よりも継続しやすくなります。
3.暮らしの価値が高まる
通勤・買い物・散歩など、普段の行動がスポーツの一部として価値を持つことで、健康意識や地域参加のきっかけになります。

このような広い視点は、自治体のスポーツ推進計画にも反映されており、「誰もが」「いつでも」「どこでも」スポーツを楽しめる環境づくりが各地で進められています。
たとえば、京都市ではスポーツを「だれでも」「いろんなかたちで」できるように支え合うという考えを基本理念に掲げています。

2024年度に矢吹町で実施したヘルスケアプログラムの様子

■ スポーツの価値が暮らしに浸透するということ

日常の中の身体活動をスポーツとして捉えると、運動不足対策としてのスポーツの価値だけでなく、人と人とのつながり、生活の質の向上、まちのにぎわいづくりへもつながります。

たとえば、散歩や体操をきっかけに会話が生まれたり、同じ道を歩く仲間ができたりすることで、地域の交流の機会が広がります。「楽しい」と感じる日常の身体活動は、単なる健康づくりにとどまらず、暮らしの豊かさにつながるスポーツの一部とも言えます。


■ 引用・参考

・さいたま市「スポーツ振興まちづくり計画」概要https://www.city.saitama.lg.jp/006/014/008/003/009/009/p077259_d/fil/sports_keikaku_gaiyouban.pdf
・京都市「スポーツごころ」を結ぶまちづくり=基本理念
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000002897.html

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